神泉苑は、平安時代の面影が現代まで残る数少ない史跡の一つです。平安京遷都時に禁苑(宮中の庭)として造営された神泉苑ですが、約1200年の歴史の中で、様々な伝説が生まれました。神泉苑の池(法成就池)には龍が住んでいる、池にかかる法成橋は静御前と源義経の出会いの場だった、などです。
神泉苑は平安京の南東に位置し、中央に大規模な池をもった天皇が占有する禁苑として造営されました。二条城のの築造や御池通りの開通等により、現在では当時の16分の1ほどの面積にまで小さくなっています。

願いはひとつ、良縁も結べる赤い橋
神泉苑の池に架かる赤い法成橋を渡る時、心に願いを念じながら渡り、さらに本殿の善女龍王に祈願すると願いが叶う、つまり成就するといわれています。
「一願成就」の橋といわれ、願い事はひとつだけに限られていますので、欲張りは禁物です!

江戸初期、二条城の築城に際して埋め立てられて規模は小さくなりましたが、神泉苑は立派にその姿を現代にとどめて、また先ほどの石碑がかつての広大な神泉苑の東端を示しています。
神泉苑は流れ込む川も、流れ出る川もない不思議な池で、さらに都がどんなに日照りでも枯れたことがないと伝えられ、まさに名の通り“神の泉”なのです

毎年クルクル向きを変える日本唯一の神社
さて、神泉苑には善女龍王を祀る神社以外にもうひとつ、ちょっと変わった神社が鎮座しています。 それは本殿前にある小さな神社、方角を司る歳徳神(さいとくじん)を祀る「恵方社」(えほうしゃ)で、大晦日に小さな社殿が持ち上げられて新年の恵方に向かって社殿全体が回転するという、日本で唯一、毎年向きを変える神社です。
転居や旅行など、方角にまつわる願いがある人はぜひ参拝を♪

[神泉苑]

住所: 〒604-8306 京都府京都市中京区 御池通神泉苑町東入る門前町166

電話: 075-821-1466

拝観時間: 8: 30 ~ 20: 00

休館日: なし

駐車場:なし

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